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受賞

信号処理学会国際ワークショップにおいて学生論文賞を受賞

電気電子通信工学科4年(木村研究室)の芳我俊祐さん、小竹望未さんが3月1日、信号処理学会国際ワークショップにおいて学生論文賞を受賞しました。ともに物流の効率化に繋がる研究として高く評価されました。

芳我俊祐さんの受賞論文題目名は「時間枠制約付き配送計画問題に対する効果的な適応的時間枠違反係数を用いたカオス探索法」。
物流の効率的な配送経路を求める手法として、生物の神経細胞を模したカオス探索法が提案されています。この手法の性能を向上させるため、選択する解の選択肢の数を探索時刻に基づいて最適化させる手法を導入し、その性能を調査しました。この結果を分析することで宅配便や郵便物の配送における効率的な配送経路を求めることができ、人件費をはじめとする配送コスト削減が期待されます。

小竹望未さんの受賞論文題目名は「2-Opt法を用いた適応的蟻コロニー最適化法の性能調査」。
配送時の巡回路の最短距離を求める手法として、蟻の採餌行動に基づく「適応的蟻コロニー最適化法」が提案されています。この手法における計算量を少なくすることを目的として2-Opt法により、その性能を調査した。物流や交通などの巡回路の最短距離を求めることによって、作業時間やコスト削減が期待できます。

芳我さん、小竹さんは受賞に際し、指導教員の木村貴幸准教授と研究室の仲間に謝辞を述べるとともに、今回の受賞を励みに今後も研究に尽力していきたいと抱負を述べています。

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(左より)小竹さん、芳我さん

■電気電子通信工学科 木村研究室
https://www.nit.ac.jp/department/electronic/lab/lab1/energy

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