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受賞

機械工学科の竹内貞雄教授が表面技術協会において「令和4年度協会賞」を受賞

機械工学科の竹内貞雄教授が2月28日、表面技術協会の第73回通常総会において「令和4年度協会賞」を受賞しました。受賞業績名は「ドライプロセスによる炭素系硬質膜の合成ならびに機械的諸特性の解明」です。

30年に及ぶダイヤモンド膜合成に関わる周辺技術の開発から基礎物性・機械的特性評価までの幅広い領域についての先駆的研究成果が評価されました。具体的には独自の工夫を盛り込んだ密着力の評価試験機、摩耗試験機、摩擦試験機などを製作してダイヤモンド膜の残留応力と摩耗特性の関係、ボロン添加と機械的特性の関係の解明等です。

カーボンファイバーは比強度(軽くて強い)に優れ航空機や自動車の燃費向上に不可欠な素材です。そしてカーボンファイバーの加工にはダイヤモンド膜をコーティングしたドリルやエンドミルが必須であり、今後、これらの工具の製造や品質評価に役立つ事が期待されます。

受賞に際し竹内教授は「令和3年9月に『ダイヤモンド大全』をオーム社から出版することができました。この本の内容が今回の受賞対象そのものです。今回の受賞と出版は卒業研究に携わった学生諸君の協力の賜であり深く感謝申し上げます。」と述べています。

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受賞した竹内貞雄 教授

【参考】
◆一般社団法人 表面技術協会
https://www.sfj.or.jp/
◆機械工学科  竹内貞雄 教授(プロフィール)
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/me_takeuchi
 

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