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受賞

応用化学科 小池隆司 准教授に公益財団法人富山県ひとづくり財団が「第38回とやま賞」を授与

応用化学科の小池隆司准教授が、令和3年5月20日に「第38回とやま賞」を受賞しました。受賞業績名は「可視光触媒作用を基盤とした有機合成戦略の開拓」です。

「とやま賞」は、富山県出身者、または富山県内在住者で、学術研究、科学技術、文化・芸術、スポーツの分野において、顕著な業績を挙げ、かつ、将来の活躍が期待される人材に対して、贈られる賞です。

小池准教授は、熱エネルギーを大量に必要とする現在の化学合成システムを、光エネルギーを基盤とした省エネルギーなシステムへ刷新する基礎研究に取り組んでいます。光反応は、熱反応では困難な環境に調和した分子変換が可能です。小池准教授は世界の研究者にさきがけ可視光レドックス触媒作用を基盤とする合成化学の新戦略を開拓し、医薬品・農薬などの創出に資する環境調和型新触媒反応の開発に成功したことが今回評価されました。
今後、「可視光エネルギーを基盤とする化学合成システム」の実用化に向け重要な学術・技術基盤の形成が期待されます。

受賞に際し小池准教授は、「栄えあるとやま賞をいただき大変光栄に思います。何よりよき共同研究者と、長年支えてくれた家族のおかげです。心より感謝申し上げます。」と述べています。

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【参考】
◆公益財団法人富山県ひとづくり財団
http://www.t-hito.or.jp/zaidan/index.html
◆応用化学科  小池隆司 准教授(プロフィール)
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/ac_koike

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