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電子情報メディア工学専攻の秋葉さんがコミュニケーションクオリティ研究会の学生優秀発表賞を受賞(JAXA共同研究)
電子情報メディア工学専攻 博士前期課程1年(平栗研究室)の秋葉飛雄馬さんが9月11日、電子情報通信学会 コミュニケーションクオリティ研究会において学生優秀発表賞を受賞しました。受賞講演論文名は「完全閉鎖型植物工場におけるセミドライフォグ噴霧水耕の養液削減効果とトマト初期生育の予備評価」です。
本研究は、JAXAとの共同研究の一環として、月面基地での居住を想定した自給自足型農業技術の確立を目指すものです。宇宙では水資源が限られるため、少ない水で作物を栽培する技術が求められます。そこで、養液を「セミドライフォグ」と呼ばれる微細な霧にしてトマトの根に噴霧し、水分と養分を直接供給する栽培方法を検討しました。完全閉鎖型植物工場において、従来の水耕栽培と供給養液量を比較するとともに、LED照明を用いた栽培環境下でのトマトの初期生育を予備的に評価しました。また、温度や湿度、LEDの点灯時間などの環境情報をIoTにより取得・管理しました。月面での利用を見据え、限られた水資源での栽培を可能にする新たな方法に挑戦した点が評価されました。
セミドライフォグ噴霧水耕は、少ない養液で作物を栽培できる可能性があり、将来的には水資源が限られる宇宙や砂漠地域での植物生産への活用が期待されます。また、植物工場内の温度・湿度や照明などの環境情報をIoTで取得・管理する仕組みを発展させることで、遠隔からの栽培状況の確認や環境制御につなげることができます。さらに、ロボットやドローンによる作物の生育確認や栽培管理と組み合わせることで、農作業の自動化・省力化も期待されます。これらの技術は、農業従事者の減少や高齢化に伴う担い手不足への対応にも役立つと考えられます。
受賞に際し秋葉さんは「今回、このような賞をいただき、大変うれしく思います。ご指導くださった平栗教授をはじめ、栽培についてアドバイスをいただいた株式会社いけうち様、共同研究先のJAXA研究者の皆様に、心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究に真摯に取り組み、成果を発表できるよう一層精進してまいります。」とコメントしています。

【参考】
▪電子情報通信学会 コミュニケーションクオリティ研究会【受賞者(学生優秀発表賞)】https://www.ieice.org/cs/cq/awardees/
▪電子情報通信学会 コミュニケーションクオリティ研究会
https://www.ieice.org/cs/cq/
▪電気情報工学科 イノベーティブAgriComm研究室(平栗 健史 教授)
https://www.nit.ac.jp/department/electronic/lab/lab2/transmission_media