環境共生システム学専攻|学部・大学院|実工学教育の日本工業大学
symbiosis-heading.jpg

大学院工学研究科環境共生システム学専攻

kankyo_system.png

21世紀の産業では、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みが進み、それを担う技術は、より一層、環境や社会への責任を果たすものでなければなりません。環境共生システム学専攻では、環境と社会の高い次元での共生を目指し、 応用化学とバイオテクノロジーをベースにした「物質デザイン」、「材料・環境科学」、「生物工学」の3つの専門領域を中心に、 教育研究活動を展開し、専門知識の融合力、新規技術の創造力をもつ研究者・技術者を養成します。

博士前期課程

環境共生システム学専攻では、新たな物質をデザインし、地球環境の保全や人類の繁栄に役立つ実用的なデバイスへと応用する「物質デザイン」、環境・エネルギーという観点から材料/資源を包括的に捉え、技術革新に繋がる研究を目指す「材料・環境科学」、生き物のもつ素晴らしい能力や機能を解明し、実社会で役立つ新技術へと応用する「生物工学」の3つの分野を中心に、カリキュラムを整備しています。

  1. 専門分野の基礎的素養を身につけるため、「物質デザイン系」「材料・環境科学系」「生物工学系」の3つの科目区分の専門講義科目を用意しています。
  2. 関連分野に関する基礎的素養の涵養に配慮し、共通科目として「English Literacy in Technology and Engineering」「English Skill Upgrading Program」「応用数学特論1・2」を配置しています。
  3. 「特別演習」「特別研究」において1年次から本格的な研究に取り組み、学位論文を執筆します。

博士後期課程

自然の仕組みに学ぶ「生物応用」および自然と共生する社会システムを創造する「社会環境デザイン」について、地球環 境と人間社会の持続的な調和・共生を大局的に捉えながら、実用および基礎研究の両側面から挑戦することができる技術者・ 研究者を養成します。

生物応用研究部門

機械・電子工学、化学・生物学のより専門的な知識を身につけ、生物のもつ機能や形態を物理・化学の基礎現象まで掘り下げて考察することにより新しい材料や機械システムを生み出す研究開発や、生体材料を利用あるいは融合することで新しい機械システムや医療システムを生み出す研究開発などを通じて、材料設計・作製技術、分析・評価技術、システム構築技術などに関する専門知識と実践力を習得します。

社会環境デザイン研究部門

機械工学、エネルギー工学、建築学などのより専門的な知識を身につけ、地球システムや都市システムの物質循環とエネ ルギーフローを学ぶことで自然と共生する社会システムを創造する社会システム設計技術の研究開発や、地球環境保全と持続可能社会形成を両立させる研究開発などを通じて、分析評価技術、システム構築技術、制度設計技術などに関する専門知識と実践力を習得します。

教員一覧

○・・・・・・・博士前期課程・博士後期課程を担当する教員
無印・・・・・博士前期課程を担当する教員

専門領域:物質デザイン
研究分野 担当教員
プラズマ化学、ナノ・バイオマテリアル、メディカルエンジニアリング、マイクロ・ナノプラスチック 専攻長・教授・博士(工学)
伴 雅人
合成化学を主体とした機能性有機材料の開発 教授・博士(工学)
大澤 正久
ナノバイオテクノロジ―、磁気工学、物理化学、自己組織化、表面化学 教授・博士(工学)
池添 泰弘
光触媒の創製及び新反応開発を基盤とした機能性有機分子の創出 准教授・博士(工学)
 小池 隆司
専門領域:材料・環境科学
研究分野 担当教員
エネルギーシステム分析、ライフサイクルアセスメント 教授・工学博士
八木田 浩史
資源の合理的回収、環境調和型素材製造技術、素材複合化 教授・博士(工学)
内田 祐一
III-V族化合物半導体薄膜の分子線エピタキシー成長とその評価、ダイヤモンド結晶の物性評価 教授・博士(工学)
飯塚 完司
電気化学、界面科学、全固体電池、薄膜合成 教授・博士(工学)
白木 將
専門領域:生物工学
研究分野 担当教員
ナノバイオ工学、生物システム工学、タンパク質工学 教授・博士(理学)
佐野 健一
超分子化学を基軸とした機能性ナノ材料の開発、ナノ材料のバイオ応用 教授・博士(工学)
新倉 謙一
植物分子遺伝学、植物分子生理学 教授・博士(理学)
 芳賀 健