在学生の方社会で活躍する日本工大卒業生 1
卒業研究で研究の楽しさを体験
仕事でも研究部を希望しました

株式会社加藤製作所 勤務
高村 紗利奈 さん
2019年 機械工学科 卒業
栃木県立佐野東高等学校出身
建設機械メーカーに就職して1年目。今は半年間の研修が終わり、念願の研究部に配属が決まりました。仕事では、試作機の組み立てや、新しい製品の試験などを担当しています。
高校の時にホームセンターのアルバイトをしたのがきっかけで、機械や動くものに興味を持つようになりました。もともと文系の教科が苦手だったこともあり、大学は理系を志望。日本工大に決めたのは、オープンキャンパスに来て“ここなら面白いことができそう”と感じたからです。
実際に、大学での学びは有意義なものでした。1学年から、旋盤やフライス盤などの工作機械を1人1台自由に使える環境にあり、ものづくりにチャレンジする機会に恵まれました。日常的に技術を磨く経験を重ねられたことで、大学の4年間で専門知識とスキルが確実に身についたと実感しています。
また卒業研究では、エンジンの排ガスを測定する装置の製作に取り組み、研究の面白さを味わうことができました。その時の経験が忘れられず、配属先の第一希望には研究部を選びました。私は一日中座っているよりも、現場に行って実際に機械に触れ、見聞きするほうが良い仕事ができると考えています。
当社の研究部では、私が初めての女性社員です。近年は女性ユーザーが増えてきていることもあり、仕事では女性ならではの視点や感性を求められることも多く、とてもやりがいを感じます。今後、一日も早く自分の携わった機種が建設現場で活躍できるように、経験を積み、一人前の研究者となれるよう精一杯がんばっていきたいです。