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応用化学科 伴雅人教授の総説「抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムとその表面処理動向」が「表面技術」2021年5月号に掲載

応用化学科の伴雅人教授の(総説)「抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルムとその表面処理動向」が、一般社団法人表面技術協会「表面技術」2021年5月号に掲載されました。本誌は、表面の様々な処理技術やその関連分野を紹介する雑誌です。

今回掲載された本論文は、現在そして今後の世界における感染防止対策のための重要な柱の一つとなる、抗菌・抗ウイルス・抗バイオフィルム表面処理技術についての総説(レビュー)です。より具体的には、細菌やウイルス、バイオフィルムの構造やその材料表面での様態、そして、それらの増殖や成長を抑えるための材料表面設計の指針と方策が述べられています。さらに、そのような表面をさまざまな材料や手法にて形成した研究について、多くの例をあげて説明されています。

COVID-19によるパンデミックが、私たちの生活だけでなく、仕事や人生観に対する意識にまで影響を与えています。グローバル化と地球温暖化が進む中、私たちは、ウイルスや細菌による新興・再興感染症が今後も再び引き起こされることを想定し、その感染防止のための科学・技術的対策を、喫緊に押し進める必要があります。感染経路の一つである接触感染は、モノを間に挟んだヒト-モノ-ヒト感染であり、感染者の唾液などにより汚染されたモノの表面に触れることから起きます。そのため、感染防止のためには、モノの表面の細菌やウイルスによる汚染を防ぐ技術、すなわち、抗菌・抗ウイルス表面処理技術が重要な意味をもつとのことです。

【参考】
◆一般社団法人表面技術協会「表面技術」
https://www.sfj.or.jp/journal/conts/7205.html (外部サイト)

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