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☆SDGsキャンプin日工大 水と緑のキャンパス再生(MMC)~「かいぼり」実施~
11月20日(日)、水辺の生態系保全を目的とした本館中庭西側池の「かいぼり」を実施しました。あいにくの曇り空、時々降る小雨の中でしたが、この日集まった参加者は、学生13名、大学の植生管理会社である愛植物設計事務所の職員1名、そしてEMS事務局4名の合わせて18名の参加となりました。
胴長靴を身につけ、網を片手に持った学生たちは記念撮影後、池の中に入って生物を捕獲するグループと外で生物種類分け等を行うグループの2つに分かれて開始しました。水が抜かれ泥沼となった浅瀬で網を上手に使い、童心に帰ったかのように楽しみながら生物の捕獲等を行いました。
生物調査結果は、アメリカザリガニが約570匹、ミナミヌマエビ約5,000匹、その他マツモムシが多数生息していることが分かりました。約2か月間は、本館西側池を干上がらせるため、その間、ミナミヌマエビ、マツモムシは在来種のため本館東側池に一時的に魚かご網で管理し、2月頃に本館西側池に戻す予定ですが、アメリカザリガニは、外来種なので駆除を行いました。
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参加した学生たち -
池に入って捕獲作業開始 -
捕獲したザリガニ -
石垣の裏も入念にチェック -
捕獲した生物の仕分け作業 -
捕獲したザリガニ(一部)
今回の「かいぼり」はSDGs15(陸の豊かさも守ろう)を達成することを目標としており、陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、生物多様性の損失を阻止することを掲げています。今後のSDGsキャンプとして、次年度に本館東側池へと場所を変え「かいぼり」を計画しています。
※「かいぼり」とは、ため池の維持管理方法で、池の水を全部抜いて泥をかき出し天日干しにすること。昔は、取り除いたヘドロや土砂を肥料にすることや、魚を獲ることが目的であった。現在は、水質改善や外来生物駆除のために行われることが一般的です。