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生活環境デザイン学科・建築学科の卒業設計作品が「第21回卒業設計コンクール」で埼玉県知事賞・特別審査員賞・日建学院賞を受賞
生活環境デザイン学科を今年卒業した神谷政光さん(足立研究室)が在学中に取り組んだ卒業設計の作品が、埼玉建築設計監理協会主催の「第21回卒業設計コンクール」で最高賞の埼玉県知事賞を受賞しました。
神谷さんの作品は「ヒトダマリ 調整池を活用した立体公園」と題して、三郷市に水害対策として多くつくられている調整池に着目し、その人工的な地形を日常的に楽しむ立体公園となるような建築の提案を行ったものです。
本年の卒業設計コンクールは、事前に提出した図面にて一次審査が行われたのち、6月28日(日)にオンラインによる公開でプレゼンテーションと二次審査が行われました。
防災施設として重要な役割を担いながらも、平常時には街に大きな空白をつくり出している調整池を、魅力的な公共空間として活用する神谷さんの設計は、埼玉県内の地域の課題に取り組み、これからの新しいまちのあり方を積極的に提案する卒業設計として最も高く評価されました。
神谷政光さんの作品
また、このコンクールでは、生活環境デザイン学科卒業の牧野なな子さん(勝木研究室)の作品が特別審査員賞を、建築学科卒業の坪倉尚矢さん(吉村研究室)の作品が日建学院賞を受賞しました。
牧野さんの作品「つながるバス停 −地域を映す寄り処−」は、バス停を多世代の人びとが関わる地域の拠点とするような提案で、場所ごとの特性や人びとの活動を丁寧に汲み取って魅力的な空間をつくりだす設計が評価されました。
牧野なな子さんの作品
坪倉さんの作品「10平方メートルからはじめる町おこし 駐車スペース跡でつくる趣味の溢れ出した住宅地の通り」は、自動車運転免許証の自主返納によって役割を終えた駐車場に、趣味のための小屋をつくる設計で、高齢者の居場所をまちとの接点につくり出し、住宅地の風景を変えていく視点が評価されました。
坪倉尚矢さんの作品
なお、6月28日に行われた審査会の模様は、以下の内容でテレビ放映が予定されています。
また、放映終了後は、テレ玉公式YouTubeチャンネルに放送したコーナー部分が1年間アップロードされる予定です。
番組名 | マチコミ |
放送日時 | 2021年7月7日(水) 16:30~17:45 |
放送局 | テレビ埼玉 |
番組WEBサイト | https://www.teletama.jp/machicomi/ |
テレ玉公式YouTubeチャンネル | https://www.youtube.com/channel/UCePu9zCrsJ7fRx1b2l07nMA |