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川口信用金庫との産学連携 寄附講座贈呈式とSDGs対談を実施

◆起業の基礎を学ぶ寄付講座
9月10日、川口信用金庫による寄附講座「創業の基礎」の贈呈式が埼玉キャンパスにおいて行われ、同金庫の木村幹雄理事長より成田健一学長へ目録が贈呈されました。
本講座は起業の基礎を学び、理解することを目的として毎年開講されており、今年で10年目となります。今年度は9 月21 日から来年1 月11 日の毎週火曜日第3時限に全14 講座が開講されます。
本講座では同金庫職員や第一線の実業家が講師を務め、公的支援機関による創業施策、実際の起業家による自身の創業ストーリーといった活きた体験談などが紹介されます。金融機関ならではの視点を盛り込むことで、将来の創業・新事業企画等に役立つ実践的な知識の修得を目指します。
成田学長は「この講座は1学年の秋学期の授業として組み込まれている。経営戦略にSDGs対応を取り入れている事例を低学年から意識づける内容ということで、大きな可能性を感じている」と期待を込めました。

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木村理事長(右)より成田学長に目録が贈呈されました
(撮影時のみマスクを外しています)

◆対談~産学連携で挑むSDGs
贈呈式終了後、14号館5階会議室において成田学長と木村理事長による対談が約1時間にわたって行われました。テーマは「産学連携で挑む~地域に貢献するSDGsへの取り組み~」。
本学ならびに同金庫は従来から取り組んできた環境活動、地域貢献、人材育成事業などを発展させ、近年のSDGs活動へと昇華させています。こうした活動を始めたきっかけや今後の展開、教育における学金連携などについて意見が交わされました。
このうち、今後のSDGs活動の発展や社会貢献のために大学と金融機関がどのように協力していくかというテーマに対し木村理事長は「SDGsの達成目標である2030年には、今の子供たちが経済の新たな担い手となる。この寄附講座による大学生向けの起業教育をはじめ、小中高校生への金融教育など、次世代の人材育成にもこれまで以上に取り組んでいきたい。そして彼らが地域社会をリードしていく人材になれるよう、お互いに協力していきたい」と求めました。
これに対し成田学長は「ESG投資の注目が高まる中、金融機関は企業の規模を問わずSDGsに取り組む企業に対して積極的に投資するスタンスに変わっており、アイデア次第で中小企業が元気になれる時代になってきた。学生たちもそうした中小企業の活動を目にすることによって、将来の活躍の場として目を向けている。本学としても幅広く貢献していきたい」と展望を述べました。

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和やかな雰囲気の中、対談が行われました
(撮影時のみマスクを外しています)

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