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さくらサイエンスプログラム~インドの高校生が本学の実工学、日本の先端技術を体験

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2024年9月4日から約1週間にわたり、インド共和国タミルナードゥ州カルール県にあるスリ・サンカラ・ヴィディヤラヤ高校とバラ二ヴィディヤラヤ高校から生徒7名、引率者1名(及び自主参加者1名)の計9名が本学の2024年度さくらサイエンスプログラムに参加するために来日しました。さくらサイエンスプログラムは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する産学官連携のプログラムで、未来の科学技術リーダーを育成するために、日本の最先端技術と文化を世界中の若者に紹介する国際交流プログラムであり、日本の大学や研究機関が海外の優秀な学生や若手研究者を短期間招待し、研究室訪問、講義、文化体験などを通じて交流を深めることを目的としたものです。

初日9月5日の大学のキャンパス案内を皮切りに、英語学習サポートセンターでの交流会、イノベーション・起業教育センターによる講義と学生発表、先端材料技術研究センター見学、工業技術博物館見学、9月6日と7日には、機械工学科、ロボティクス学科で実工学を体験しました。 実工学を体験した後は、日本の伝統文化に接するイベントとして、和楽器演奏会の鑑賞会を行うなど、日本の科学技術の世界とは異なる分野でも日本を感じてもらう場を設けました。

9月8日、9月9日はフィールドトリップとして日工大キャンパスを飛び出し、JR上野東京ライン、ゆりかもめ、新幹線などを乗り継いで日本科学未来館、日本工業大学駒場中学校・高等学校を見学しました。日本工業大学駒場中学校・高等学校では合同授業など通じて親睦の和を広げました。インドの高校生も積極的に日本語を使ってコミュニケーションをとる姿が印象的でした。日本の生徒達もインドの生徒達にすぐに打ち解けて実験や実技の協働作業を行っていました。特に書道は、インド高校生が体験する初めての実技であり、筆という道具を使って文字を書くことに興味津々の様子でした。最後には日本の高校生に劣らない出来栄えの字を書いているインド高校生もおり、最後に記念撮影をした時の笑顔が印象的でした。

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9月10日(火)プログラムが終了し、各生徒が今回のさくらサイエンスプログラムについてプレゼンを行いました。大学での実工学体験、本学附属校での国際交流などを通じ、彼らの将来の進路選択を考える上で、日本への留学や日本企業への就職を意識した発言も多く聞くことができ、将来の再会を約束して、インド一行は帰国の途につきました。

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