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杉戸町内田第3放課後児童クラブの家具を製作しました
3月末、杉戸町にある杉戸町内田第3放課後児童クラブに設置する下駄箱やランドセルロッカー、本棚などの家具を、建築学科の野口憲治助教、建築技術センターの後藤助手、木工サークルの学生たちが製作しました。
野口助教は以前より、「杉戸宿高札場」の製作・復元や、木造建築工房の授業において役場内に木造の喫煙所を建設するなど、杉戸町役場建築課と協働で様々なプロジェクトを行ってきました。そのような協働の積み重ねから、今回も依頼がありました。
杉戸町では、2010年頃より公共施設の木造化を積極的に進めています。この児童クラブも、構造材の9割が埼玉県産木材を使用し、室内にも木材がふんだんに使われています。そこで、家具も杉材を用いて、温かみのある室内に合うように製作しました。
家具の基本設計は杉戸町役場建築課が行い、本学が実施設計および加工・製作を担当しました。材料の加工は、木材加工専用のCNCルーターを使用するなどデジタルファブリケーション技術を活用、加工後は、教員から木工サークルの学生たちへ指導しながら、建築技術センターにおいて組み立て、塗装などを実施し、家具を完成させました。
4月からは、さっそく児童が入所し、授業終了後の遊びや生活の場となっています。
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家具を製作する様子 -
製作した名称板を取り付ける様子
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製作したランドセルロッカーを運ぶ様子 -
完成したランドセルロッカー
木工サークルの学生たちと教員
(撮影:杉戸町役場)