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建築学部6名のビジネスプランの成果物が福島県楢葉町のインキュベーション施設で展示されました

日本工業大学では、震災・原発被災からの復興を進める福島県楢葉町と連携し、様々な取り組みを行っています。そのきっかけの一つになったのが、昨年度に行った、建築学部の学生6名によるビジネスプランの実証活動でした。

建築学部3年生(当時)大石 健斗さんが授業「起業とビジネスプラン」で考えたビジネスプランを、5人の大学の仲間達がサポートし、シェアハウスとして生まれ変わる楢葉町の「柏屋旅館」の在りし日の姿を、現地調査と関係者へのインタビューで20分の1サイズの建築模型として残しました。この活動をベースとしたビジネスプラン「我が家の思い出アーカイビングサービス」は、2021年度の本学ビジネスプランコンテストでグランプリとなる学長賞を獲得した他、学外ビジネスプランコンテストであるキャンパスベンチャーグランプリでも特別賞となる「りそな銀行賞」を獲得する等、学内外で高い評価を得ました。

楢葉町では、10月20日から11月9日までの間、上記学生チームが製作した模型を、町のインキュベーション施設・移住定住支援拠点である「CODOU(コドウ)」で展示し、町民向けの紹介イベントを行いました。

イベントを主催した楢葉町のまちづくり会社である一般社団法人ならはみらい様からは、以下の様なお話を頂きました。
「町民の方々にとって馴染み深い柏屋旅館。宿泊だけでなく、宴会にもよく利用されていたそうです。学生の皆さんが元女将さんに聞き取り調査を行った結果、模型には、かき氷やサッカーボールなど思い出の品々が散りばめられています。そんなあたたかい模型を町民の皆さんに見ていただきながら、懐かしい思い出話に花を咲かせてほしいと思います。同時に大学連携の意義や移住促進事業についてもお伝えするきっかけにしたいです。」

来場した町の方々からは、
「懐かしくて嬉しい!」
「旅館には良く行ったけれど、たしかにこんな風だったなぁ」
「こんなに素晴らしい模型を製作されるのは大変だったことだろう。大学生が連携して下さることはありがたい」
「細部まで忠実に再現されていて驚いた。こういった技術に興味がある」といった感想を頂きました。

本年度の本学ビジネスプランコンテストでも、機械工学科3年生 増田 恵治さんが提案した「楢葉町にものづくりラボを作成し町おこしを」が学長賞を獲得しています。本学では今後も学生の自由な発想や積極的な活動を、地域の課題解決に結び付けていきます。

楢葉町模型展示チラシ.jpg

模型展示チラシ
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