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1つの風船から始まった交流~山梨県の小学校で出前授業を実施~

既報の通り、本学と泉小学校(山梨県北杜市)はバルーンリリースをきっかけに、6月から交流を続けています。
その一環として、11月から12月にかけて3回にわたって本学教員が同校に赴き、児童を対象とした出前授業を行いました。
 

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【第1回】
実施日 :11月8日(水)
テーマ :電池のしくみを知る
担当教員:白木將教授(応用化学科)
対象  :4年生38名
白木教授が電池の種類や電流が流れる仕組みについて説明したあと、児童たちはグループに分かれて各電池の寸法、電流、電圧などの計測を行いました。さらに、電池を使ったプロペラ車の模型走行、ライト点灯の実験を通して、電池について理解を深めました。

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【第2回】
実施日 :11月28日(火)
テーマ :磁石の力を知ろう~世界で一番強い磁石で実験しよう~
担当教員:池添泰弘教授(応用化学科)
対象  :5年生33名
池添教授が磁石の基礎的な説明を行ったあと、児童たちは磁力や浮力の実験を行いました。特に世界一強力なネオジム磁石を使った実験では、その強力な磁力を体験して、大変興奮した様子でした。

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【第3回】
実施日 :12月12日(火)
テーマ :ウンチとおしっこはどこへ行くの?
担当教員:樋口佳樹教授(建築学科)
対象  :6年生36名
樋口教授は、排せつ物の堆肥としての野菜栽培への活用、江戸時代における効率的な利用例などについて紹介しました。未來のトイレ、循環型生活に関する話題については、児童たちはもちろん、同校の先生方も大変興味を持って聞き入っていました。

各回の出前授業で取り上げたテーマは、同校児童のアンケートによって選ばれました。担当教員は実験キットを用意したり、速答形式で回答させるなどして、児童たちが楽しんで学べるよう配慮しました。また、児童たちにとって、大学の先生から授業を受けるという体験はとても新鮮だったようです。

今回の出前授業については地元メディアからも注目され、NHK甲府放送局、YBS(山梨放送)、山梨日日新聞で紹介されました。 本学では、偶然から生まれた出会いを大切に育むとともに、子供たちの理科や科学に対する興味喚起を目的として、こうした交流を今後も続けていきたいと考えています。

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