第68回教育改革シンポジウム(FD/SD研修会)|教育力・研究力|実工学教育の日本工業大学

教育改革シンポジウム第70回教育改革シンポジウム(FD/SD研修会)

第70回教育改革シンポジウム(FD/SD研修会)
クォータ科⽬の⽬指す基礎学⼒

■日時:
令和 4 年10⽉20⽇(木)  17:35~19:00

■場所:
5号館 5-203 教室(Teams配信あり)

■趣旨:
 2018年度の学部改組に合わせてはじめられたクォータ科⽬は、1 年次に⼀定の基礎学⼒と学習習慣をつけ、⾼年次の学びを向上させることが⼤きな⽬的です。 
 このシンポジウムでは、完成年度を過ぎた時点でこれまでを振り返り、クォータ科⽬が⽬的とすること、授業内容を改めて広くご理解して頂きたく開催されたものです。

■プログラム:
1.趣旨説明:クォータ運営室⻑ 衛藤 和⽂
.「クォータ科⽬の学び」
 2-1 「数学」 佐藤 弘康
 2-2 「物理Ⅰ」 梅⾕ 篤史
 2-3 「リーディングスキルⅠ・Ⅱ」 廣⽥ 純⼦
 2-4 「⼯学基礎物理実験」 服部 邦彦
3.総括:共通教育学群⻑ 佐藤 杉弥
(司会:共通教育学群 ⾼岡 邦⾏)

■参加者数:
(会場参加)
36名 (オンライン参加)151名

■内容の紹介:
 本学では2018年度から数学・物理・英語の3教科について、1年を4つの学期に分けて授業を行い、一定レベルの科目への合格を求める「クォータ科目」を開講している。制度の開始から4年が経過したことも踏まえ、あらためて現在のクォータ科目が具体的にどのような「基礎学力の養成」を目指しているのかを周知・共有するためのシンポジウムである。
 講演ではクォータ運営室の共通教育学群・衛藤教授が制度全体についての概説を行い、その後は数学・物理・英語そして物理基礎実験の各担当教員から「計算偏重にならず《言葉としての数学》を理解すること」「物理では《現象を数式で扱う考え方》を身につけること」「英語では《インプット》すなわち読んで理解する能力を重視していること」などが、それぞれの教科の必修科目での目標としていることが報告された。
 参加者への事後アンケートでは、各担当教員の多大な努力を労うとともに、クォータ科目導入による一定の効果を認める声が多数寄せられている。

(日本工業大学通信Vol.239号より)

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    高岡邦行准教授による司会
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    衛藤和文教授による趣旨説明①
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    衛藤和文教授による趣旨説明②
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    佐藤弘康准教授による講演(数学)
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    梅⾕篤史准教授による講演(物理Ⅰ)
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    廣⽥純⼦准教授による講演(リーディングスキル)
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    服部邦彦教授による講演(⼯学基礎物理実験)
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    佐藤杉弥共通教育学群⻑による総括

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