日本工業大学 :: 学生考案のリユース傘レンタルシステム開始 :: Topic

TOPICSトピックス

SDGs

学生考案のリユース傘レンタルシステム開始

リユース傘レンタルは、機械工学科3年の林大翔さんが考案したもので、コンセプトに「地球も人もストレスのない社会へ」を掲げ、落とし物傘や研究室で眠っている余り傘を再利用し、急な雨で困った際に誰でも無料で傘をレンタルできるシステムです。
背景として、国内の傘の年間消費量は1億2000万~3000万本にのぼり、年間で警視庁の遺失物センターに約30万本届くのに対し、返却率はわずか0.9%に留まります。また、とある廃棄物処理工場では月に20~30トンの傘が焼却処分されています。(日本洋傘振興協議会から引用)さらに、約60cmのビニール傘は、製造から焼却までの過程において、692g-CO2が排出されるデータもあります。(環境省廃棄物・リサイクル対策部/3R原単位の算出方法より)
このような現状を「もったいない」と考えた林さんは傘の循環利用を目指して、直接NIT-EMS本部にこの企画を提案しました。そして12月2日(金)ついにキャンパス内4カ所に傘立てを常設し、レンタルサービスの運用開始となりました。

これにより資源の有効利用、CO2の削減、利便性の向上などSDG12(つくる責任つかう責任)やSDG13(気候変動に具体的な対策を)の目標達成に寄与します。

また今後は、キャンパス内の設置カ所を増やすほか、最寄り駅や役場などに拡大していく計画です。

リユース傘案内板.jpg
リユース傘ご利用案内
※画像をクリックするとPDFが開きます

リユース傘(掲載用)2人.jpg

 

一覧に戻る