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「和鐵と日本刀」をテーマとした研究会を本学で開催、その様子が日刊工業新聞に掲載されました
5月23日(木)、本学において、公益社団法人精密工学会 生産原論専門委員会主催の研究会「和鐵と日本刀~ 古代~近世における日本の製鉄と鍛造から学ぶ ~」が開催されました。当日は、本学機械工学科の神教授による全体コーディネートおよび司会のもと、たたら製鉄法や日本刀製作法など4つのテーマで講演が行われ、学内外から多くの方々が参加しました。
まずは和鋼博物館館⾧の荒川優司氏より、「古代~近世日本の製鉄技術「たたら製鉄」」をテーマとした講演が行われました。続いて、本学応用化学科の内田祐一教授(元JFEスチール株式会社)による講演「古代から現代・未来にわたる製鉄法の概観と和鉄の位置付け」では、日本の製鉄の歴史について、詳細な解説がありました。
途中、休憩を兼ねた日本刀鑑賞の時間では、日本刀二振り、および作刀工程のモデルを間近で見学する時間もありました。
その後、刀匠の大野義光氏より「日本刀の作刀とそれに込める想い」をテーマに講演が行われ、日本刀の製作工程や刀匠の厳しさについて話があり、質疑応答の盛り上がりからも参加者の関心の高さが感じられました。最後に、カレッジマイスタープログラム「温故知新ものづくり学」を履修している機械工学科3年の大澤伊吹さんによる発表「温故知新ものづくり学」での学び ―小刀製作を通じてー」が行われました。学生視点での「日本刀に興味を持つ方が増えるための提言」も示されました。
専門家からの貴重な講演だけでなく、普段目にすることが少ない日本刀の鑑賞など、参加者にとっても有意義な機会となりました。
また、当日は日刊工業新聞の取材も入り、その記事が6月6日(木)に掲載されました。
媒体名 :日刊工業新聞 8面
タイトル:刀工界の名工 研究会で講演 精密工学会
記事は下記「日刊工業新聞電子版」からも見ることができます。(※会員の方のみ)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00713962
【参考】
◆基幹工学部 機械工学科 神 雅彦教授 プロフィール
https://www.nit.ac.jp/campus/teacher/me_jin3
◆公益社団法人精密工学会 生産原論専門委員会ホームページ
http://spe-lab.mech.saitama-u.ac.jp/principle/pm-index.html
◆カレッジマイスタープログラム 温故知新ものづくり学
https://www.nit.ac.jp/education-research/meister/onkochishin