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平栗健史教授が、2つ目の学位「博士(農学)」を取得

スマート農業センター長を務める平栗健史 教授(電気電子通信工学科)は、2008年に博士(情報学)を取得し、IEEE、電子情報通信学会及び映像情報メディア学会等で無線通信工学を専門に活動していました。

近年はIoT、AI及びドローン等の技術が進展したことから、無線通信工学を用いた農業分野まで研究領域(農業環境工学・農業情報工学)を広げ、日本きのこ学会や園芸学会等でも幅広く活躍しています。

複数の専門分野を掛け合わせた、各種の革新的な研究実績を踏まえた学位論文を提出し、2024年9月 筑波大学より「博士(農学)」の学位記を授与されました。

◆学位論文名
Studies of Pollination Methods for Tomatoes Utilizing Autonomous Small Unmanned Aerial Vehicles
(自律型小型無人航空機を用いたトマトの受粉方法に関する研究)

◆平栗教授より
私の研究者人生は、無線情報通信のアンテナに関する研究から始まり、20年以上になりますが、これまでWi-Fiや5G、ドローンネットワークなど多くの成果を残すことができてきました。
一方、農業に関する研究に関しては、6、7年ほど前のトマトの人工光による水耕栽培に関する研究から始まり、雷シイタケなど様々な研究テーマに携わってきました。本学位論文は、通信分野と農業分野を融合としたスマート農業の研究成果として認められ、このたび、筑波大学にて農学の学位を授与いただけることになりました。
工学以外の新たな2つ目の学位を授与いただけたのは、日本工業大学の支援と、国プロで関わった多くの研究者の方々、学会関係者の皆様、研究室の学生の協力があったことが大きく、大変感謝しております。本学位の取得によって、ようやく農学分野の専門家としてもスタートラインに立てたところであるため、今後も皆様のご指導・ご鞭撻のほどをよろしくお願いします。

平栗先生1.jpg
中央:平栗健史 教授
左:菅谷 純子先生(副査、学位学位プログラムリーダー)
右:福田 直也先生(主査、つくば機能植物イノベーション研究センター・センター長)

  • 平栗先生2.jpg学位記授与式で登壇


  • 平栗先生(賞状)HP.jpg

    左:博士(情報学)2008年授与と学位論文
    右:博士(農学)2024年授与と学位論文

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