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ユニバーサル野球の学校授業をIoT・AIシステムで支援

12月12日、宮代特別支援学校(埼玉県宮代町)において「ユニバーサル野球」の学校授業が開催され、データサイエンス学科粂野研究室が開発した遠隔操作システムが活用されました。
「ユニバーサル野球」は年齢、性別、障害の有無にかかわらず誰もが平等に対戦可能な、大型の野球盤を使ったスポーツ。堀江車輌電装株式会社(本社東京都千代田区)によって、特別支援学校小学部に通う野球好きの少年との出会いをきっかけに発明(特許第6729956号取得)されました。

従来のユニバーサル野球では、バットを振る際に野球盤に設置したひもを引っ張る必要があるため、障害の重い生徒は参加することができませんでした。
この問題を解決するため同研究室では、IoTを応用した遠隔操作システムを開発。競技者は専用ウェブサイトにおいて、画面上のボタンをクリックすることで野球盤上のバットを振り、球を打てるようになりました。
さらにAIを活用し、打球を追跡してライブ配信カメラを自動的に切り替えるシステムも開発しました。
このシステムを使ったことで100名を越える生徒が学校授業に参加でき、試合は大変盛り上がりました。

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    野球盤全景
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    専用サイトのスイングボタン
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    遠隔操作でボールを打った瞬間
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    カメラ切り替えシステム

【参考】
◆ユニバーサル野球公式ページ(外部サイト)
https://universalbaseball.world/
◆宮代特別支援学校(学校ニュースをご覧ください)
https://miyayo-sh.spec.ed.jp/
◆データサイエンス学科 粂野研究室
https://www.nit.ac.jp/department/science/lab/lab3/software

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