8月7日、宮代町各事業者、宮代町議員・職員及び近隣の脱炭素推進関係者を対象とする「宮代町ゼロカーボン推進協議会」のキックオフセミナーが同町のコミュニティセンター「進修館」において開催されました。
　この協議会は、宮代町におけるゼロカーボンシティの実現に向けて、産業・学術・行政が連携し、脱炭素型のまちづくり推進の中心を担う機関としての活動が期待されており、本学も協議会メンバーとして参画しています。

　協議会設立に先立って開催されたキックオフセミナーでは、初めに新井康之宮代町長が本協議会への期待を述べ、地球温暖化対策を行政だけでなく、宮代町全体で取り組むことの意義を強調しました。続いて宮代町脱炭素の現状や取り組むべき対応策、脱炭素技術の事例紹介等を有識者が講演し、脱炭素に対しての共通理解を深めました。本学の雨宮隆教授（NIT-EMS本部長）、深和佑太助教（建築学科）が講師として招かれ、それぞれの専門分野に関連した講演を行いました。

　令和6年度は、地球温暖化対策実行計画の区域施策編（※1）の策定を目標に活動する予定です。

◆当日のプログラム
１. 新井康之宮代町長のあいさつ
２.「宮代町の脱炭素転換とそれによる地域発展」講師：歌川学氏（産業技術総合研究所）
３.「宮代町のGHG算定と今後の温暖化対策」講師：雨宮隆氏（日本工業大学）
４.「2050年に向けた建築物の脱炭素化」講師：深和佑太氏（日本工業大学）
５.「気候変動適応について」講師：埼玉県気候変動適応センター
６.「取り組み事例の紹介」講師：株式会社良品計画
７.「取り組み事例の紹介」講師：埼玉りそな銀行
８.「協議会の概要及び今後の進行について」講師：株式会社エスプール（町計画策定業務受託業者）
９. 宮代町環境資源課担当者よる協議会の今後の予定説明

（※1）区域施策編：地方公共団体の区域全体の2030年及び2050年に向けた温室効果ガス排出量削減に関する計画