人間情報工学研究室 (高津 洋貴) |情報メディア工学科|学部・大学院|実工学教育の日本工業大学

先進工学部情報メディア工学科

人間情報工学研究室

髙津 洋貴 准教授

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研究室紹介

本研究室では、医療、福祉、介護の現場を改善するために情報システムの構築と評価に取り組んでいます。その情報システムの構築や評価を行なうためには、それぞれの現場での問題を発見し、それをデータ分析などによって定量的に解決する必要があります。とくに、医療、福祉、介護の現場では、ヒトとヒトとのインターフェースが重要なポイントになるため、情報工学の技術のみではなく、人間工学や病院経営工学のノウハウを取り入れながら研究を進めています。また、本研究室は、実践で役立つ研究を行なうことを方針としていますので、多くの現場に出向き、様々な意見をヒアリングすることを心掛けています。

主な研究紹介

主な研究の一つとして、患者・患者家族の疾患・治療法に対する不安要素の導出を行なっています。本研究の背景として、近年の医療技術の進歩に伴い、治療や治癒の可能な疾患が増えていますが、患者や患者家族にとって、疾患や治療法に対する不安要素は拡大しているとされています。また、医療従事者が、それらの不安要素を把握することは難しいという課題があります。このような課題に対し、医療従事者と共同研究を行ない、患者や患者家族が持っている不安要素を導出する手法の開発を行なっています。最終的には、この手法を情報システムに取り込み、医療従事者の支援を目指しています。

患者や患者家族の不安要素の分類