先進工学部情報メディア工学科
研究室紹介
仮想空間と物理空間を組み合わせるためデバイスとして、利用者や環境に応じてVR/MRヘッドセット、スマートフォン、MRスマートグラスなど様々なデバイスが利用できるようになりました。これらのデバイスの特性や情報提示の特性を踏まえてうえで、新しいユーザ体験やサービスの実現を研究します。
主な研究紹介
WebXRを使ったユーザインターフェースの設計・開発
これからは、状況に応じたMRヘッドセット、スマートグラス、スマートフォンの利用が進むと思われます。デバイスの空間認識、利用者の身体性の把握能力は利用するデバイスによって大きく異なります。WebXRを使って、デバイス特性に合わせた最適な物理空間と仮想空間の融合方法の研究開発や異なるデバイス間での協働作業を進めるための新しいユーザインターフェースやサービスの設計開発に取り組みます。
空間認識を活用したデータの可視化
従来のデータ可視化は紙やスクリーンなど平面ベースのものでした。グラフに代表されるように値を正確に読み取り分析するという目的には理にかなったものです。一方で、大規模データでは限定された状況しか見ることができません。しかし、空間認識を使うことで、複雑なデータの全体を把握しながら分析するという新たな情報の表現方法の可能性が広がるのではないかと考えます。さらに、リアルタイムシミュレーションによるフィードバックなどを組み合わせて現実世界の直観的な把握や理解を進める方法について研究します。
センサー技術や生成AIの活用
XRアプリケーションを構築するためには、特に仮想空間側で物理空間に適合した様々なオブジェクトの生成などが必要になります。生成AIの技術を活用し、リアルタイムの背景・3Dオブジェクトの生成、音声などを使った対話による操作など新たなコンテンツ制作方法を研究します。