本学LCセンター（図書館）は「新たな設備投資を伴わない身近に行う省エネ活動」の取り組みとその成果が評価され、2024年度省エネ大賞省エネルギーセンター会長賞(省エネ事例部門)を受賞しました。

　省エネ大賞は、事業者や事業場等において実施した他の模範となる優れた省エネ・脱炭素の取り組み、省エネ性・CO₂削減において優れた省エネ推進の事例や、製品並びにビジネスモデルを表彰する一般財団法人省エネルギーセンター主催(経済産業省後援)の表彰事業です。

　 LCセンターでは、従来、外部から一括集中管理していた図書館内の空調を館内で直接管理する運用に切り替え、現場のスタッフが各階各所の空調管理を直接行えるようにしました。これにより、利用者の快適性と書庫環境を確保しつつ、現場を熟知したスタッフによる「新たな設備投資を伴わない身近に行う省エネ活動」を実施しました。主な取り組みは、 ビル管理システム(BEMS)のデータ分析とその活用、自然換気の積極利用による館内空調稼働の削減、基準照度を維持した館内照明の間引き等です。 これらの取り組みにより、LCセンターの2023年度のCO₂排出量が活動開始前(2022年度)に比べて31.0%(122t-CO₂) 削減、原油換算で31.4%(64kL) 削減を達成しました。こうした点が高く評価され、今回の受賞にいたりました。省エネ取り組みの詳細については、同センター発行の機関誌『青塔』第85号に掲載しております。
https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/TB00571238

【参考URL】
■省エネ大賞2024年度　受賞者決定プレスリリース
https://www.eccj.or.jp/pressrelease/pdf/241216.pdf

■省エネ大賞2024年度 受賞者一覧
https://www.eccj.or.jp/bigaward/winner24/pdf/e-winner24.pdf

■LCセンター　施設紹介
https://www.nit.ac.jp/campus/center/lc